どうしたら経営がうまくいくのか?

社長の悩みはつきません。自分がどんなに最善を尽くしたつもりでも、経営がうまくいかない。どうしても事業が伸びないという時があるものです。どうしたら経営がうまくいくのか?
どうしたら会社が成長するのかということを考えるなら逆に失敗する理由を考える方がわかりやすいかもしれません。
これは年商90億になる企業の経営理念です。経営者の方は12の「事業に失敗するこつ」をご覧いただき、自分に当てはまっていないか?考えてみてください。

事業に失敗するこつ

01、 旧来の方法が一番良いと信じてていること。
02、 もちはもち屋だとうぬぼれていること。
03、 ひまがないといって本を読まぬこと。
04、 どうにかなると考えていること。
05、 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること。
06、 良いものはだまっていても売れると安心していること。
07、 高い給料は出せないといって人を安く使うこと。
08、 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること。
09、 機械は高いと云って人を使うこと。
10、 お客は我がまま過ぎると考えること。
11、 商売人は人情は禁物だと考えること。
12、 そんなことは出来ないと改善せぬこと。

グループ年商90億円 ユニークすぎる社是を持つ会社

このようなユニークな経営理念をホームページで上げている会社は 株式会社玉子屋
玉子屋は1日平均7万食のお弁当を、都心を中心に大企業から中小企業まで、およそ4000社に配達する仕出し弁当屋。
黄色のひよこマークの車は良く見かけますよね。

では、なぜこのような経営理念を掲げているのか?
株式会社玉子屋 代表取締役社長 菅原 勇一郎 氏のインタビューを紹介します。

企業理念が「事業に失敗するこつ」となっており、とてもユニークですが、どのよう
な経緯でこれを掲げるに至ったのでしょうか?
菅原 これは玉子屋に戻った時にマーケティング会社の社長が送ってくれたものです。
これだ!と感動して経営理念にしました。「お客様を思ってやって失敗したら、その責任はすべて俺の責任だ。君たちはここに書いてある以外は思い切って何でもやっていい」という、社員に対する権限委譲のメッセージです。

引用元:中小企業家同友会

事業に失敗する12のコツ 1つ1つを見てみましょう・・。

旧来の方法が一番良いと信じてていること

マーケットが小さくなり、これからどう進めばいいのかわからない時、つい今までの経験則で、上手くいったときの方法に固執してしまう会社があります。今までの方法でうまくいったのは、お客様が納得してくれたからです。これをお客様を見ないで自分本位で考えているのは大変危険なんです。 

もちはもち屋だとうぬぼれていること。

いまや業界や業種の垣根を越えてライバルは増えつつあります。Apple WatchはパソコンメーカーだったApple社の時計ですが、今までの時計メーカーのシェアを奪ってしまっています。異業種からの参入を含め、専門性や特異性はだんだんと薄れています。
逆に考えれば、自分たちの得意分野であらたな市場も開拓できるというチャンスでもあります。

ひまがないといって本を読まぬこと。

忙しい人ほど、本を読み、勉強しています。時間がないという言い訳と新しい知識を入れないということは大変危険です。
80歳を超えても新しいことを勉強する方もいらっしゃいます。時間はいくらでもあります。考え方を変えましょう。

どうにかなると考えていること。

起業家には楽天的な発想は必要です。しかし、やれることすべてを行ったうえで、一生懸命できることをやったうえで最終的にどうにかなるものではないでしょうか? まずはできることを全てやってみること。その先に道が開けるのです。

稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること

夜遅くまで仕事したから、とか一日何件も電話したから・・と行動の量だけを積めば結果がでるわけではありません。
また部下に強いることも間違いです。旧来の方法や今までのやり方を疑い、効果的な方法をいつでも模索していきましょう。
PDCA(PLAN DO Check Action)を回しましょう。

良いものはだまっていても売れると安心していること

今、世の中は良い物だらけです。良いものを作れば売れるという時代ではありません。良いもの自信がある物は、積極的にアピールしていきましょう。待っていても誰も気が付かないのです。本当に良いものこそ、自信を持って多くの人に知ってもらうことが世の中のためになります。

高い給料は出せないといって人を安く使うこと。

企業で必要なのは言うまでもなく人です。人を高く使い、やる気を引き上げてあげましょう。従業員、社外スタッフに敬意を払いましょう。

支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること。

経営的に後で支払うものは後にした方がいい。とうのはわかりますが、先に支払うことでメリットもあります。パートナーとの協業や新しい事業などは、先行して投資していく姿勢は大切です。些細なことで「信用」というお金に変えられないものが手に入ります。

機械は高いと云って人を使うこと

頭を使わない作業には機械を導入する。パソコンも早いものを使うだけで作業効率があがります。人間には、考える頭があるのです。投資はしっかりと行うべきです。

お客は我がまま過ぎると考えること

我がままを我慢しろという意味ではありません。お客様は神様ではありませんが、なぜお客様が要望をいうのか?ということを考えましょう。お客様の声に商売のヒント、改善するアイデアがあるのです。

商売人は人情は禁物だと考えること

商売人、中小企業の経営者こそ、人として血の通った商売を目指すべきです。長くお付き合いで来るお客様とは、心を通わせること。これからも商売に人情は大切です。

そんなことは出来ないと改善せぬこと

出来ないと考えたときに、そのビジネスは終わりに向かいます。出来ないのではなく、どうやったらできるのか?という発想がビジネスの種になるのです。

事業に失敗しないためにも

中小企業を取り巻く環境は大きく変化しています。その結果、今までのやり方を続けているだけでは失敗することは明らか。「どうにかなる」というほどあまくはないかもしれません。
時間もお金も人もない という中小企業ですが、「どうせ無理」という発想をやめれば 活路は開けるはず。
この「事業に失敗するコツ」どうぞ覚えておいてください。

このエントリーは2015年発信したものを 2017年に再度リライトしました。